ヨシオカサイン社長日記

看板屋オヤジのオン&オフをゆる〜く

100キロウォーク完歩 激闘編

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100キロウォーク完歩 激闘編

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10月8〜9日 行橋〜別府100キロウォークに初挑戦しました。26時間以内に歩きのみで100キロを完歩する大会(ジョギングなど走ったらダメ 歩きのみ)当初は軽い気持ちで参加申し込みをしていました。「フルマラソン42キロ走るよりは楽やろ〜」っと。甘かった。先日、40キロウォークに参加してゴール後に「このあと60キロ歩くとか・・・地獄やな」そして2週間後の当日 天気予報は雨 それも夜間は大雨予報 まあ最悪のコンディションですわ とりあえずソニックに乗ってスタート地点行橋駅前の正八幡宮

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「完歩のしおり」に馬油を塗っておかないと大変なことになると脅しのような文章が・・・ワセリンが効かないとは恐ろしい とりあえず馬油塗りまくりました。

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凄い数の参加者 なんと4500人!アメリカから参加の方もいらっしゃる

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スタート前の引きつった笑顔 まだこの後にどれほどの苦行が待ち受けているのか想像できていない

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地元の方達の太鼓演奏で景気付け

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昼12:00 元気いい女性司会者の「4500人のドMの皆さんいってらっしゃ〜い!」の掛け声でスタート 人数が多すぎて自分がスタートできたのは12:40頃

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なぜか道路ではなく砂浜を歩いていく 行橋を歩いている時点で雨が降り出した

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日が暮れて雨の中を歩き続ける

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支給された青く点滅するバッジを点灯

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20:00 中津のチェックポイントに到着

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ナシをご馳走になった スッキリした美味さ

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再び歩きはじめる まだ半分にも到達していない 正直40キロから50キロの間が一番きつかった 上半身は元気だが足の筋肉痛やマメ、雨による冷えなどで「こりゃ〜あと50キロ歩くとか無理やろ どうする?」と自問自答 まあ、行けるところまで行こうと決める 途中コンビニに寄ってドリンク剤を買って飲む 疲れた体に即効性がある 実はリュックにドリンク剤2本入れていたが、リュックを下ろして中から取り出すのも面倒くさいような状態

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夜中2:00 宇佐のチェックポイントに到着 歩き始めて14時間 疲れはピークに 休憩所のテントには疲労困憊の参加者たちが座り込んでいる。座って休憩したいが座ってしまった方が筋肉が固まって動けなくなるので、立ったままアツいコンソメスープをいただく。凍えた体に染み渡る美味さ こんなに美味しいスープは飲んだことがない。お世話してくれるスタッフの皆様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。で、ガタガタの体にムチをうって雨の中を再スタート

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リタイアした方たちを乗せた回収バスが横を通り過ぎる。「あれに乗った方が楽だが・・・」

雨でグジョグジョに濡れたシャツを雨の降る路上で濡れながら着替える もう熱帯雨林ジャングルの中のゲリラ兵みたいになってきました

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フランダースの犬の最終回を思い出した

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八甲田山を思い出した

しかし、なぜか急に気力が湧いてきてガンガン上り坂を歩けるようになった ムチャクチャ足は痛いのに。ガンガン他の参加者を抜いていく 多分ランナーズハイのような現象か?痛みを抑えるための脳内モルヒネがドッパドッパ分泌されだしたのか、キツイのに楽しくなってきた。しかし雨宿りするところもない路上に力尽きた参加者たちが濡れながら座り込んでいたり、寝ていたりする「大丈夫か?」と心配になるが横を通り過ぎる。自分も極限状態なので他の人をかまっている余裕などは無い。人間が小さい 夜間は自分の弱さと向き合いながらの歩きとなった。「ファイト!頑張りましょう!」って声掛けすればよかったと後悔する。

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午前5:00 75キロ地点の山香休憩所に到着 目が冷えて痛くなってきた こんなことは経験したことがない とりあえず温めなけりゃと思い手のひらで両目を押さえてしばらく休憩した ホッカイロを用意しとけばよかったなと思う。落ち着いたので「ぜんざい」をいただいた。全身に染み渡る あまりに美味しくおかわりしてしまった。さあ、あと25キロ!動き出すが休憩後は冷えた体が固まって思うように動けない。リュックも肩に食い込む 体はすでに終わってる ここからは精神力

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夜が明けてきた 気持ちが軽くなる やっと雨もあがった しかし、ここからがこの大会名物の地獄の山道・峠が!

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七曲り到着 もうみんなバテ上がっている

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杖をお借りして山登り開始 しかし、凄まじすぎる!

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ぬお〜〜〜っつ

山道が〜〜〜っ!

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追い込まれた戦場の兵士のような気分

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最後の山場 ハーモニーランドまでの上り坂 とにかく長い この坂道を超えればあとは下り坂や!

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別府湾が見えてきた 沖には帆をあげたヨットたちが見える 優雅やな とりあえず別府に辿り着いた もうどうでもいい 早くゴールして楽になりたい

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遂にあと5キロの表示が あと1時間歩けば解放される 普通5キロ歩くのもすごい事なのに 逆に走ることができた方が短時間でゴールするので楽な気がする もう距離に関する感覚が変になっている

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遂にゴ〜〜ル!

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エイドリア〜〜〜ンっ!!

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ゴール地点では多くのスタッフや参加者たちが「おめでと〜う!おつかれさま〜!頑張ったね〜!」と声をかけてくれて笑顔でゴールする予定が鼻がツーンとしてきて涙が でも、そのくらいの事はある きつかった100キロ 達成感 安堵感 体力 気力 すごい経験でした。

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23時間29分で完歩

参加者4599名 完歩者2734名 完歩率59.4%

やはり雨の影響が大きかったのでしょう

完歩率がかなり低い。

来年は是非キレイな星空を見ながら歩いてみたいな〜と思います。

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記念品の完歩バッジ

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